行政書士池田事務所
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エンディングノート

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【エンディングノートという言葉に抵抗感ありますか】

  
 
 
 
 
最近は、エンディングノートという言葉も市民権を得ているようで抵抗感を感じる方が少なくなっているように感じますが、まだまだ、人生の終末を考えるようでネーミングが嫌だという方もおられると思います。

そこで、書店ではネーミングを変えた「○○ファイル」「○○ノート」とかの表紙の書籍が散見されると思います。ネーミングを変えてまで、たくさん出版されているのは、それだけ感心の表れと思います。
それは、遺言書と同様に、残された家族の手続ストレス軽減のためのラブレターだからだと思います。

 

 

【 エンディングノートにルールはありません 】

    
エンディングノートにはルールはありません。どんなことを、どんな風に書いても問題ありません。でもせっかく残すのですから、家族へ大事なことが伝わるようにしたいものです。
・書いたものがもしもの時、読んでもらえるようにしておく。
・財産等の重要な情報は記載する。
・認知症等もしもの時の自分の考え(意思表示)を書いておく。
・自分しか知らない情報も記載しておく。(デジタル遺産・パスワード等)
 
自分の趣味の道具や料理のレシピなども継承してほしいものなど書いておくのもいいと思います。
 
余談ですが、血液などの情報も大事な情報です。「まれ血」ってご存じですか? まれ血でピンときた方は、相当の鬼滅ファンです。「鬼滅の刃」に出てくる鬼がパワーアップするために、通常の血液よりも「まれ血」を好むというのがありますが、その「まれ血」の人を知っています。冗談ではなく、献血の後、日赤から「まれ血」連絡が来たそうです。(鬼から守ってあげないといけません)
こういう情報も重要な情報なので、記載しておくことが大事なのだと思います。

          

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

【 エンディングノートと遺言書は違います 】

エンディングノートにはルールはありません、したがって、法的な効力もありません。エンディングノートに遺産の分け方を書いておいても法的には効力がないので、家族はその書かれた内容を一つの検討材料として、皆で遺産分割協議を行う必要があります。もし、法的な効力を担保したいのでしたら、遺言書の検討が必要となります。
 
エンディングノートの書き方のコツは、楽しみながら、好きな部分、書きやすいところから書いていくことだと思います。1ページ目から順番に書く必要はありません。家族への愛を書き留めるつもりで、自分史だと思って一冊は手に取ってみたらいかがでしょうか。